序章の序章

なんのために生きるのか。
なんのために生きてるのか。
これは小学3年のときに感じた大きな問いで、未だに大きな問いのままだ。

ぼくにとっての小学3年というのはかなり波乱万丈だった。(そりゃ他人に比べたらそんなに波乱万丈じゃないかもしれないが)

まず、3年になるまえに1、2年がある。
ここで若干覚えが悪いが故に机に縛りつけられた。包丁をもってる母親の下で勉強させられた。立派に勉強嫌いの人間が出来た。それも、子どもにとっては恐ろしいことだが、一番こたえたのはこのときから始まった「産まなきゃよかった」発言だ。

母がキレると絶対言ってくる「お前なんか産まなきゃよかった」繰り返し聞かされ心が死んだ。腹を痛めて産んでくれたはずの母が小学1年の息子に対して言うのである。この時期から母への無理解と憎しみ、恨みなんといったらいいかわかないいいしれぬ感情が沸き起こった。


つづくー